2026.6.24 新宿駅東南口で路哲を見かけた

 暴れている姿が有名な鍋倉さんですが、この日は椅子に座って何やらスケッチしていました。
 誤解を恐れずに言えば、
 ――鍋倉さんは暴動だと思います。

 排外主義勢力が何か刺客を差し向ける度に、鍋倉さんは様々な方法で対話を試みています。
 そして次の日、平気な様子でまた同じ場所に出て来るわけです。
 そうやって素知らぬ顔で、何食わぬ顔で、何度となく新宿駅東南口に陣取っていれば、どれだけ彼を侮辱しようとも、勝ち負けで言ったら鍋倉さんの勝ちだと思います。

 観念論的に物事を考えるひとは沢山いますけれど、結局、現に起きていることをまるっきり無視するような観念を抱き続けるのは難しいです。上手く理屈を並べ立て祀って、「鍋倉さんは敗者である」と論じたとしても、――ああもずっと同じ場所で平気な様子では、いつか真実の勝敗を痛感する日がやって来ると思います。――結局、彼を排除できなかったという痛感です。

 だから鍋倉さんはもう暴動を起こしているわけですよ。
 被差別者が差別と戦う意思表示をし続けることを、彼は代理しているのです。
 勇敢な差別撤廃論者なのです。

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