トヨタ自動車が静岡県裾野市にて未来の街「Woven City(ウーブン・シティ)」の建設に着工した。自動運転車はもちろんのこと、ロボットやAI、パーソナルモビリティ、水素燃料電池といった最新技術を大規模なスケールで実験するための街である。敷地面積は70.8万㎡。住民は2000人規模だ。一般の公道では、警視庁ガイドラインや交通法規をまもらなければならないため、5G通信を利用した完全無人の走行試験を公道で行うことはできない。しかし私有地であればその限りではないのだ。
トヨタ自動車が本腰を入れて街ごと建設するに至った理由は、このまま政府に任せていると時代に取り残されてしまいかねないという不安が大きかったと思われる。米国ではGoogle社と運輸省が既に同様の街をつくり実際に自動運転プロジェクトを遂行し、また中国でも水面下でさらに大規模な実証実験をしていると報道されている。日本のトヨタ自動車は、そうした実証実験の進捗に関しては、米国や中国と比べて、周回遅れどころか二周も三周も遅れている状況にあると思われ、今回のウーブン・シティ着工で巻き返しが期待される。
また今後も、将来の高い自動運転技術に対応する保安基準を明確にしつつ、交通法規等の整備をしなければならないことを考えると、このウーブン・シティは今後の我が国の安心で安全なモビリティライフの行方を占う大きな試金石となるはずだ。ひいては安心で安全な未来社会の構築の為にも中長期的な視点を持って今後の行く末を見守っていきたい。
※補足:トヨタ自動車は2月23日、未来型都市「Woven City(ウーブン・シティ)」の地鎮式を実施し、工事に着手した。ウーブン・シティでは、ロボットや自動運転自動車などをリアルな生活環境に取り入れ、実証実験の場にするという。(中略)街全体が私有地なので、道路交通法などの制約を受けることがなく、比較的自由に都市設計ができるという。計画では、自動運転自動車を導入することを前提とした街づくりが行われる。ソースはこちら


