フェアトレードとは、公平で公正な取引を意味する言葉だ。発展途上国で生産された商品は、先進国で驚く程の安値で販売される事が多く見られる。その様な商品の多くは、生産者や労働者に非常に安価な報酬しか支払わなかったり、設備が整っていない劣悪な環境下で働かせる事で低価格に抑えられているケースが多い。フェアトレードとは、そんな発展途上国の生産者や労働者に適切な賃金を支払ったり、労働環境の整備を行う事で、彼らの生活水準を向上させようとする試みだ。もっとも一見良い事だらけに思えるフェアトレードだが、問題点が生じる場合がある。まずはフェアトレードで生み出された商品は、全体的に価格が高くなってしまう事だ。生産者や労働者への賃金が高くなる上に、フェアトレードの認証には手数料が掛かるため価格に上乗せされる事になる。その結果、フェアトレード認証された商品とそうでない商品の価格差が大きくなり、売れ行きが鈍ってしまうという結果が生まれてしまうのだ。更にフェアトレードにより、生産者や労働者の生活が保証される事で向上心が薄れてしまう事がある。良い商品を生産しようという意欲がなくなり、商品の質が低下するケースも見られるのだ。
