日本では古くから“庶民の娯楽”として楽しまれているパチンコだが、その昔はともかく、今は完全にギャンブル場と化してしまっているのは言うまでもないだろう。これがどうして法的に許可されているのかと言えば、あくまで景品を取ることしかできない「遊戯」という範疇でギリギリの線で営業許可が出ていると考えてもらうと分かりやすい。だがしかし、獲得した景品をすぐ店舗の外で売却して現金化できることは周知の事実で、それによって実質的に結果の換金が成り立っていることは少しでもパチンコを打つ人なら誰でも知っていることである。
いくら法的には遊戯だと言い張ろうと、これはギャンブルに他ならず、ギャンブル依存症だと診断される人のほとんどがこのパチンコが原因だという事実まである始末だ。そんな“ギャンブル場”が鉄道の駅前に堂々と立ち並んでいる姿は、日本人なら見慣れているものの、外国人から見ると「日本は駅前にカジノがあるのか」と驚いてしまうことも多いらしい。
先のようにグレーな解釈で成り立っているこのパチンコは、実に日本らしい存在だと言えるかも知れない。つまり、結論を後回しにしがちで、あまり厳しく取り締まれないといった他の分野においても日本の悪い慣例だと言えるものの集合体のような気がしてしまうのである。
